山の海を通って

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墓参りに佐久まで。

今回は中央高速で山梨側から野辺山を通っていくルート。甲府を過ぎる辺りでやっと雲が切れてきた。
が、寒い。
思い出した。この時期はもう寒いのだ。出発して100kmを過ぎてから気づいてもいまさら遅い。

中央高速を長坂I.C.で降りて野辺山まではどんどん標高があがり1300m。気温は11℃となる。
下は皮パン、上はTシャツにダンガリー、フリース、ジャケットと普段より着ているが一枚足りない。
朝起きたときにウールのインナーを「いらね」と切り捨てた自分に後悔しながら走ることとなる。

野辺山まで上るとあたりは紅葉の真っ只中。空も青い。

 

野辺山から佐久までの途中に「海ノ口」という地名がある。そしてその先が「小海」。
こんな山の中になぜに海?
どうも1000年ほど前の水害で堰止湖ができ、その後100年ほどその湖が残っていたらしい。
(紀伊半島の堰止湖はそんなには残らないだろう)
海のない長野の人たちがそれを海と名づけ、今の地名に残った。ということらしい。

その時分は一生本当の海を見ないで佐久の海しか知らない人たちがほとんどだったんだろうなぁ。
「ちょっくら魚捕りに海に行かず」なんて話していたんだろうなぁ

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佐久の墓にはどんどん細くなる坂道の途中に毬栗が落ちていてバイクで踏むとパンクしそうで怖い。
(しないんだろうけどね)
手前の駐車場にバイクをとめて坂道を歩いて登っていく。
去年は隣の墓がスズメバチの巣になっていてたいそう恐ろしい思いをしたのだけれど今年は巣がなくなったようで安心。
つい数日前九州でスズメバチに襲われる事故があったばかりだしね。
無事にお参りをすませ、近くのイタリアン食堂で近くで捕れた海栗(゜o゜)のパスタを食べ、新しくできた佐久南インターから高速へ。

途中で高速の道の駅のような藤岡P.A.(ららん藤岡)によって野菜類を購入。

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群馬の日本酒売り場で気になる日本酒発見。
「うーん」と迷ったけど申し訳ないが「群馬」と「おいしい日本酒」がまだ結びついていないので却下。

道が混む前に帰ってくることができた。
風邪を引かないで帰ってこれたかどうかは明日にならないとわからない。
今度は防寒を忘れないようにしよう。

“山の海を通って” への2件の返信

  1. きれいな風景ですね。なんかオレゴンみたいです。
    まだ自然や四季が残ってる、って場所が日本には沢山あるんですもんね~
    「一番しぼり」のラベルに「芳樹」と記されていてもだめですか~(笑)

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